格子電圧によって放電

格子は1(HZ)ごとにその機能を回復する。に、格子電圧によって放電させる時期を制御することができるから、陽極直流電流の平均値を格子電圧で制御]することができる2・58図は、その回路と状態を図示したものである図において、破線で示した曲線は、交流陽極電圧に対する格子制御放電管の放電開始格子電圧を示したものであり、これは2・57図からかくことができる格子電圧が一V2(V)のときはこの点線と交わらないので放電は起きないが、一Vl(V)ならばA点で交わるので、この時間に放電を開始する。そして陽極電圧が零になるまで流れる斜線は放電電流が流れることを意味しており、この面積が大きいほど陽極電流の平均値は大きいわけである。格子制御放電管はサイラトロン(thyratrOn)(a)(b)2・59図定電圧放電管の構造。したがって、整流管としてはたらくと同時2・58図熱陰極格子制御放電管の位相制御とその回路という商品名で呼ばれていて、アルゴンガスが封入されているが、これは、放電が停止してから陽イオンがなくなるまでにllX10分の1秒から10000分の1秒くらいかかるので、高い周波数には使えない水素入リサイラトロンは、レーダ等に用いられているが、瞬間的出力が大きいという特色がある。

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